設計、製缶、機械加工、塗装、輸送、据付の一貫生産体制を確立しており、お客様のご要望に合わせ、大小様々な金属加工製品を製造しております。
社会基盤を支えるインフラ事業としては、道路・鉄道橋脚基礎、雨水貯水ポンプ場基礎となる「刃口金物・鋼殻ケーソン」補修補強工事に用いる「耐震補強鋼板」を全国に供給し、多くの実績を積み重ねています。また、掘削施工で使用する設備「マテリアルロック」等のケーソン機材・架設資材の製作も行っており、ゼネコン各社の総合的なサポート役を担っております。

創業以来、ハッチカバー・ハッチコーミングを多く製造し、業界でもトップクラスの業績を誇る企業に発展しました。その技術を活かし、本社第二工場では、船体に必ず配置されている船室「居住区ブロック（上部構造）」に特化し製造をライン化、瀬戸内海へつづく岸壁より効率的に出荷する事で世界生産高の約3％を生産しております。

軽量で錆・腐食に強いFRP（繊維強化プラスチック）引抜材の素材加工、様々な形状に対応できるハンドレイアップ成形品（FRP積層材）等を相生南工場で製造しております。塩害に強く軽量であるというFRPの利点を活かし、従来鋼製であった製品において需要が増えております。現在製作している主製品としては、橋梁の点検を実施するための「検査路（点検歩廊）」、道路・鉄道橋から人や車の落下を防止するために設けられる柵「壁高欄」、道路の支保工兼用の型枠である「合成床版」、航空機離発着時の電波障害対策での「フェンス」があります。下水処理場・ポンプ場で発生する臭気腐食性ガスを処理する環境装置である脱臭装置等、「FRP被覆金属製品」をはじめとするFRPと異種材との混合製品の製作にも取り組んでおります。