街の道路から宇宙まで!と振り幅無限大の第一カッター興業に突撃取材!
作成者:
株式会社クリエイティブ・ラボ
更新日:2023-07-26 11:54
カテゴリー:
企業ニュース
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その他
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株式会社クリエイティブ・ラボ
更新日:2023-07-26 11:54
街の道路から宇宙まで!と振り幅無限大の第一カッター興業に突撃取材!
『突撃!クリラン調査隊!』第2弾は、神奈川県茅ケ崎市に本社を構える、「切る」「はつる」「洗う」「剥がす」「削る」の技術を駆使し、インフラの老朽化が加速する社会の維持・メンテナンス等を行うプロ集団、第一カッター興業株式会社の高橋社長にインタビューをしました。
最強なのは「現場で働く人」
―本日はありがとうございます。まずは実際の事業領域について、御社といえば「切る」だと思いますが、「最強の切削器具」を教えてください。
高橋社長:機械も高性能なのですが、最強なのは「現場で働く人」だと考えています。67歳の大ベテランがいるのですが、その技量は目を見張るものがあります。
技能伝承の為に行われた、技能の可視化データの測定中、経験の浅い人とベテラン技師の「視野」の違いが判明しました。経験の浅い人はどうしても一点のみを見つめてしまいがちなのですが、ベテラン技師の視野は広く、通行人や一般車両にも目が行き届いています。そして実際に彼に聞いてみると「空を見ていました」と言うのですよ(笑)。
切ること、穴をあけることの本質は、50年前も今も、さほど変化はありません。しかし、時代と共に材料や機械が進化し、環境に配慮し付帯的な価値を提供し続けることができています。
高橋社長:機械も高性能なのですが、最強なのは「現場で働く人」だと考えています。67歳の大ベテランがいるのですが、その技量は目を見張るものがあります。
技能伝承の為に行われた、技能の可視化データの測定中、経験の浅い人とベテラン技師の「視野」の違いが判明しました。経験の浅い人はどうしても一点のみを見つめてしまいがちなのですが、ベテラン技師の視野は広く、通行人や一般車両にも目が行き届いています。そして実際に彼に聞いてみると「空を見ていました」と言うのですよ(笑)。
切ること、穴をあけることの本質は、50年前も今も、さほど変化はありません。しかし、時代と共に材料や機械が進化し、環境に配慮し付帯的な価値を提供し続けることができています。
さまざまな世代の有志が集結38名の伝道師「リブランディングチーム」
―「匠」の視点は興味深いです。まさしく最強なのは器具を扱う「人」なのですね。
最近、ブランドアイデンティティを再定義されたとのことですが、どのような形で取り組んだのですか?
高橋社長:企業ブランディングに際してのアイデア出しでは、入社1年目の社員から私まで総勢38名の手が挙がり、会社のロゴやパーパスについてそれぞれ意見を出し合いました。これって実は珍しいかもしれませんね。
最近、ブランドアイデンティティを再定義されたとのことですが、どのような形で取り組んだのですか?
高橋社長:企業ブランディングに際してのアイデア出しでは、入社1年目の社員から私まで総勢38名の手が挙がり、会社のロゴやパーパスについてそれぞれ意見を出し合いました。これって実は珍しいかもしれませんね。
一番身近な従業員とその家族に対し「働く姿が格好いいこと」を再認知
―とても珍しいことだと思います。そのように社員を信頼し任せられる関係にしていくためには、どのようなことが大切だとお考えですか。
高橋社長:専門の部署や担当者がこうしなさいと言うのではなく、それぞれが「伝道師」として、会社ではこういうことを取り組んでいると言えるようにしたいと思っています。
現在、2階から5階に本社機能を移すのですが、工事中の本社レイアウトは一部の若手社員が全て考案し、社長である私自身ですら、どのようになるのかまだ知らされていないのですよ。社長室が存在するかどうかもわかりません。(笑)
高橋社長:専門の部署や担当者がこうしなさいと言うのではなく、それぞれが「伝道師」として、会社ではこういうことを取り組んでいると言えるようにしたいと思っています。
現在、2階から5階に本社機能を移すのですが、工事中の本社レイアウトは一部の若手社員が全て考案し、社長である私自身ですら、どのようになるのかまだ知らされていないのですよ。社長室が存在するかどうかもわかりません。(笑)
世界でも宇宙でも"第一"に呼ばれる会社を目指し、持続的成長と更なる社会貢献へ
―札幌営業所での小学生向け「お仕事体験」の開催や、パリオリンピックに向けて活動するBMXフリースタイル内藤寧々選手へのスポンサリング等、社会貢献活動に力を入れていらっしゃりますが、さらに新しい取り組みはありますか。
高橋社長:2021年1月に茅ヶ崎市初の試みであるネーミングライツ契約のパートナーに、当社が選ばれました。「第一カッターきいろ公園」という愛称が付けられています。欧米では赤いベンチは縁起がいいそうで、それなら「きいろ公園は黄色のベンチを置こう」と従業員の発案で、「告白するベンチ」を作ろうと思っています。実は、横から見た断面は第一カッターのロゴなのですが、愛の告白だけでなく、何かを相談するなど思いを伝える場になると良いと思っています。こちらの公園では老朽化したベンチ等を磨いてDIYで再生するなど、様々なアイデアを出しています。
(写真右:令和3年1月8日に行われたネーミングライツ契約調印式で撮影)
高橋社長:2021年1月に茅ヶ崎市初の試みであるネーミングライツ契約のパートナーに、当社が選ばれました。「第一カッターきいろ公園」という愛称が付けられています。欧米では赤いベンチは縁起がいいそうで、それなら「きいろ公園は黄色のベンチを置こう」と従業員の発案で、「告白するベンチ」を作ろうと思っています。実は、横から見た断面は第一カッターのロゴなのですが、愛の告白だけでなく、何かを相談するなど思いを伝える場になると良いと思っています。こちらの公園では老朽化したベンチ等を磨いてDIYで再生するなど、様々なアイデアを出しています。
(写真右:令和3年1月8日に行われたネーミングライツ契約調印式で撮影)
―社会貢献の取り組みでどのような方々に伝われば良いとお考えでしょうか。
高橋社長:社会貢献って無理して派手にやる必要はなくて、できる企業ができる範囲でやったらいいと思っています。それで求めている人、困っている人が少しでも前向きになってくれるのなら意味がありますし、私たちは、これからもぜひ取り組みたいと思っています。
高橋社長:社会貢献って無理して派手にやる必要はなくて、できる企業ができる範囲でやったらいいと思っています。それで求めている人、困っている人が少しでも前向きになってくれるのなら意味がありますし、私たちは、これからもぜひ取り組みたいと思っています。
将来的に宇宙でも活躍できるサムライエンジニア集団を目指す
―宇宙のモチーフが頻繁に登場しますが、宇宙関連事業をされているのですか?
(写真左:入り口に飾られている宇宙飛行士の写真)
(写真右:北海道宇宙サミット2022カンファレンスではスポンサー企業として参画)
高橋社長:宇宙関連に関しては、「いつか月でも呼ばれる会社になりたい」と大きいイメージで考えました。何十年後かに、どんな仕事かはわかりませんが、それを達成して記念写真を撮影しているというコンセプトです。
短・中期的には、「宇宙空港」事業に携わりたいと思っています。今、大分空港と、北海道大樹町で計画が進んでいて、水平離着陸に必要な滑走路の建設や、滑らないようにハイドロプレーニングを抑えるグルービング等、現行の飛行場で使われている技術が必要になります。つまり、私たちの仕事がすでに宇宙開発事業に繋がっているのです。
将来的に宇宙環境に人が移住することになれば、宇宙環境は地球上より過酷な環境なので、劣化するスピードは想像もつきません。長期的な目標として、その補修・補強にも携わりたいと思っています。遠い将来ではあるでしょうが、関心を持ち続けていたいと思います。
(写真右:北海道宇宙サミット2022カンファレンスではスポンサー企業として参画)
高橋社長:宇宙関連に関しては、「いつか月でも呼ばれる会社になりたい」と大きいイメージで考えました。何十年後かに、どんな仕事かはわかりませんが、それを達成して記念写真を撮影しているというコンセプトです。
短・中期的には、「宇宙空港」事業に携わりたいと思っています。今、大分空港と、北海道大樹町で計画が進んでいて、水平離着陸に必要な滑走路の建設や、滑らないようにハイドロプレーニングを抑えるグルービング等、現行の飛行場で使われている技術が必要になります。つまり、私たちの仕事がすでに宇宙開発事業に繋がっているのです。
将来的に宇宙環境に人が移住することになれば、宇宙環境は地球上より過酷な環境なので、劣化するスピードは想像もつきません。長期的な目標として、その補修・補強にも携わりたいと思っています。遠い将来ではあるでしょうが、関心を持ち続けていたいと思います。
サムライの仕事を仮体験
―700kgのカッターを操るー
てこの原理で、人力で動かします。まさに職人芸!
舞うように華麗に扱う様子は現場の花形。志願して切削に携わる社員も。
実際に触らせてもらいましたが、重たくてとても持ち上がらず、醜いへっぴり腰を晒してしまいました(笑)。
(▲写真右。並べたくなかったです。ひどいものです)
舞うように華麗に扱う様子は現場の花形。志願して切削に携わる社員も。
実際に触らせてもらいましたが、重たくてとても持ち上がらず、醜いへっぴり腰を晒してしまいました(笑)。
(▲写真右。並べたくなかったです。ひどいものです)
第一カッター興業株式会社について
第一カッター興業株式会社は、国内でも屈指の技術者集団として、業界の発展に寄与しつつ、4つの戦略方針「人材戦略・優位性強化戦略・ガバナンス戦略・成長戦略」を掲げ、更なる持続的成長とともに社会貢献を目指しています。人々の暮らしに安全と安心をもたらすため、社会インフラの長寿命化対策や減災・防災対策のニーズと、減少する建設業界従事者数の「ギャップを解消する」取り組みと共に、「人を大切にしながら持続可能な成長」の実現と、伝道師としての社員主体の活動、社内外との未来に向けた関係性作り、そして一番身近な従業員とその先の家族に対し「働く姿が格好いいこと」の再認知を確立し、自己受容を促す取り組みを行う素晴らしい会社です。
―第一カッター興業株式会社の皆様、本当にありがとうございます。
―第一カッター興業株式会社の皆様、本当にありがとうございます。
■第一カッター興業株式会社
本社所在地:〒253-0071 神奈川県茅ヶ崎市萩園833番地
代表取締役社長:高橋 正光
創業:1967年8月9日
営業品目:
・ダイヤモンド工法
・ウォータージェット工法
・ブラスト工法
・下地処理工法
・ビルメンテナンス
・その他
HP:https://www.daiichi-cutter.co.jp/
IG:https://www.instagram.com/daiichi_cutter/
代表取締役社長:高橋 正光
創業:1967年8月9日
営業品目:
・ダイヤモンド工法
・ウォータージェット工法
・ブラスト工法
・下地処理工法
・ビルメンテナンス
・その他
HP:https://www.daiichi-cutter.co.jp/
IG:https://www.instagram.com/daiichi_cutter/