【驚愕】コンクリートだけじゃビルは倒れる!?絶対に外から見えない「鉄筋工」の職人技が凄すぎた
作成者:
株式会社クリエイティブ・ラボ
更新日:2026-09-17 11:27
カテゴリー:
クリコラ 〜 CREATIVE LAND 建設コラム 〜
作成者:
株式会社クリエイティブ・ラボ
更新日:2026-09-17 11:27
【驚愕】コンクリートだけじゃビルは倒れる!?絶対に外から見えない「鉄筋工」の職人技が凄すぎた
ビルやマンションは「コンクリートだけ」だと、簡単に折れてしまう?
街を歩くと見かける、重厚なコンクリートのマンションやビル。いかにも硬くて頑丈そうに見えますよね。
でも、もしあの大きいビルが「コンクリートだけ」で作られていたらどうなると思いますか?
実は、大きな地震が来た瞬間、まるで乾燥した「おせんべい」のようにパキッと折れて倒壊してしまうのです。
「えっ、あんなに硬いのに!?」と驚くかもしれません。
コンクリートは、上から押し潰す力(圧縮)にはめっぽう強いのですが、引っ張られる力(引張)には驚くほど弱いという弱点があります。地震の大きな揺れで建物が左右にしなると、引きちぎられるような「引っ張る力」が発生します。コンクリートだけでは、この力に耐えられません。
そこで登場するのが、建物の「骨」となる鉄筋(てっきん)です。
鉄は引っ張る力に非常に強いため、コンクリートの中に網目のように鉄筋を仕込むことで、お互いの弱点を補い合う「最強のペア」が生まれます。これが、私たちが普段耳にする鉄筋コンクリート(RC)構造の正体です。
ちなみに、鉄とコンクリートには、科学的な「奇跡の相性」がもう一つあります。
それは、「温まったり冷えたりした時の伸び縮みする割合(熱膨張率)がほぼ全く同じ」だということです。もしこの割合が違っていたら、夏と冬の気温差でコンクリート内部の鉄筋がズレて、建物が自滅してしまいます。さらに、鉄は空気や水に触れるとサビて弱くなりますが、コンクリートは強いアルカリ性なので、鉄筋をすっぽり包むことでサビから守ってくれる効果もあります。まさに相思相愛のコンビなのです。
でも、もしあの大きいビルが「コンクリートだけ」で作られていたらどうなると思いますか?
実は、大きな地震が来た瞬間、まるで乾燥した「おせんべい」のようにパキッと折れて倒壊してしまうのです。
「えっ、あんなに硬いのに!?」と驚くかもしれません。
コンクリートは、上から押し潰す力(圧縮)にはめっぽう強いのですが、引っ張られる力(引張)には驚くほど弱いという弱点があります。地震の大きな揺れで建物が左右にしなると、引きちぎられるような「引っ張る力」が発生します。コンクリートだけでは、この力に耐えられません。
そこで登場するのが、建物の「骨」となる鉄筋(てっきん)です。
鉄は引っ張る力に非常に強いため、コンクリートの中に網目のように鉄筋を仕込むことで、お互いの弱点を補い合う「最強のペア」が生まれます。これが、私たちが普段耳にする鉄筋コンクリート(RC)構造の正体です。
ちなみに、鉄とコンクリートには、科学的な「奇跡の相性」がもう一つあります。
それは、「温まったり冷えたりした時の伸び縮みする割合(熱膨張率)がほぼ全く同じ」だということです。もしこの割合が違っていたら、夏と冬の気温差でコンクリート内部の鉄筋がズレて、建物が自滅してしまいます。さらに、鉄は空気や水に触れるとサビて弱くなりますが、コンクリートは強いアルカリ性なので、鉄筋をすっぽり包むことでサビから守ってくれる効果もあります。まさに相思相愛のコンビなのです。
ただ鉄の棒を並べているわけじゃない!「鉄筋工」のミリ単位の仕事
この命の要とも言える鉄筋を現場で組み立てているのが、「鉄筋工(てっきんこう)」と呼ばれる職人たちです。
「鉄の棒を並べて縛るだけでしょ?」と思うかもしれません。しかし、その作業は驚くほど緻密です。
設計図には、「どの太さの鉄筋を」「何センチ間隔で」「どこでどう繋ぐか」が細かく指定されています。もし現場で鉄筋の間隔がほんの数センチずれてしまうと、以下のような問題が起こります。
強度の低下:計算通りの耐震性が発揮できなくなる。
施工不良:鉄筋の隙間が狭すぎると、後から流し込むコンクリートが奥まで行き渡らず、内部に空洞ができてしまう。
鉄筋工の職人は、設計図を正確に読み解き、巨大な現場でミリ単位の精度を保ちながら鉄筋を並べていきます。そして、「ハッカー」と呼ばれる特殊な工具を使い、「結束線(けっそくせん)」という細い針金で鉄筋同士が動かないよう一瞬で縛り上げていきます。熟練の職人になると、1箇所を縛るのにかかる時間はなんと1秒足らず。網のように組み上がっていく様は、まさに建築の骨格を編み上げるアートです。
「鉄の棒を並べて縛るだけでしょ?」と思うかもしれません。しかし、その作業は驚くほど緻密です。
設計図には、「どの太さの鉄筋を」「何センチ間隔で」「どこでどう繋ぐか」が細かく指定されています。もし現場で鉄筋の間隔がほんの数センチずれてしまうと、以下のような問題が起こります。
強度の低下:計算通りの耐震性が発揮できなくなる。
施工不良:鉄筋の隙間が狭すぎると、後から流し込むコンクリートが奥まで行き渡らず、内部に空洞ができてしまう。
鉄筋工の職人は、設計図を正確に読み解き、巨大な現場でミリ単位の精度を保ちながら鉄筋を並べていきます。そして、「ハッカー」と呼ばれる特殊な工具を使い、「結束線(けっそくせん)」という細い針金で鉄筋同士が動かないよう一瞬で縛り上げていきます。熟練の職人になると、1箇所を縛るのにかかる時間はなんと1秒足らず。網のように組み上がっていく様は、まさに建築の骨格を編み上げるアートです。
だったら、工場で組み立てて運んでくればいいのでは?
ここで、誰もがこんな疑問を抱くのではないでしょうか。
「現場で1本ずつ組み立てるのが大変なら、工場で網状に組み立ててから現場に運べばいいのでは?」
実はその通りで、「プレハブ化(ユニット工法)」という手法は現在でも実際に使われています。あらかじめ工場で組み立てた鉄筋カゴをトラックで現場に運び、クレーンで設置するやり方です。
では、なぜすべての工事を工場化できないのでしょうか?
理由は2つあります。
一つは「運搬の限界」です。道路を走れるトラックの大きさや重量には法律上の限界があるため、巨大なビルの骨組みをそのまま運ぶことはできません。
もう一つは「現場ごとの個別性」です。建物の形、敷地の形状、地盤の硬さ、配管を通す位置などは、現場ごとにすべて異なります。特に複雑な形状の構造物や、狭い敷地での工事では、現場で熟練の鉄筋工が手作業で微調整しながら組み上げる必要があるのです。
「現場で1本ずつ組み立てるのが大変なら、工場で網状に組み立ててから現場に運べばいいのでは?」
実はその通りで、「プレハブ化(ユニット工法)」という手法は現在でも実際に使われています。あらかじめ工場で組み立てた鉄筋カゴをトラックで現場に運び、クレーンで設置するやり方です。
では、なぜすべての工事を工場化できないのでしょうか?
理由は2つあります。
一つは「運搬の限界」です。道路を走れるトラックの大きさや重量には法律上の限界があるため、巨大なビルの骨組みをそのまま運ぶことはできません。
もう一つは「現場ごとの個別性」です。建物の形、敷地の形状、地盤の硬さ、配管を通す位置などは、現場ごとにすべて異なります。特に複雑な形状の構造物や、狭い敷地での工事では、現場で熟練の鉄筋工が手作業で微調整しながら組み上げる必要があるのです。
人手不足と老朽化に挑む。「職人の技術×テクノロジー」の未来
今、建設業界は全国的な「職人の高齢化」と「人手不足」という大きな課題に直面しています。高度経済成長期に作られた橋やトンネル、ビルが一斉に老朽化を迎える中、インフラを守る鉄筋工の確保は急務です。
この課題を解決するため、現場では「人の確認+仕組み+テクノロジーの多重化」が進んでいます。
自動鉄筋結束機:手作業で行っていた結束作業を、ボタン一つで瞬時に自動で行う電動工具が普及。職人の身体的負担を劇的に減らしています。
AI・3D画像解析による「配筋検査」:これまでは人間がメジャーを持って一本ずつ鉄筋の間隔を測って写真撮影していましたが、近年はカメラやドローンで撮影するだけで、AIが鉄筋の本数や間隔、太さを一瞬で判定する技術が実用化されています。
テクノロジーが「検査や単純作業」をサポートすることで、職人は「複雑な部位の加工や現場の状況判断」という高度な仕事に集中できるようになっています。
この課題を解決するため、現場では「人の確認+仕組み+テクノロジーの多重化」が進んでいます。
自動鉄筋結束機:手作業で行っていた結束作業を、ボタン一つで瞬時に自動で行う電動工具が普及。職人の身体的負担を劇的に減らしています。
AI・3D画像解析による「配筋検査」:これまでは人間がメジャーを持って一本ずつ鉄筋の間隔を測って写真撮影していましたが、近年はカメラやドローンで撮影するだけで、AIが鉄筋の本数や間隔、太さを一瞬で判定する技術が実用化されています。
テクノロジーが「検査や単純作業」をサポートすることで、職人は「複雑な部位の加工や現場の状況判断」という高度な仕事に集中できるようになっています。
今度、街の建設現場を見かけたら
次にあなたが街を歩くとき、工事現場を囲む白いフェンスのすき間や、コンクリートを流し込む前の現場を覗いてみてください。
そこには、グレーのコンクリートが流し込まれるのを待つ、漆黒の鉄筋がびっしりと美しい網目を描いて並んでいるはずです。
建物が完成してしまえば、その鉄筋を私たちが目にすることは二度とありません。
しかし、見えなくなるからこそ、一切の妥協を許さずに組み上げられた「骨」が、今日も私たちが住む家や、通う会社、利用する橋を、足元から静かに支え続けています。
そこには、グレーのコンクリートが流し込まれるのを待つ、漆黒の鉄筋がびっしりと美しい網目を描いて並んでいるはずです。
建物が完成してしまえば、その鉄筋を私たちが目にすることは二度とありません。
しかし、見えなくなるからこそ、一切の妥協を許さずに組み上げられた「骨」が、今日も私たちが住む家や、通う会社、利用する橋を、足元から静かに支え続けています。
参考資料・出典
国土交通省「建設工事標準仕様書(建築工事編・土木工事編)」
一般社団法人 全国鉄筋工事業協会「鉄筋工事の役割と標準施工」
公益社団法人 日本コンクリート工学会「鉄筋コンクリート構造の力学的特性および耐久性について」
一般社団法人 全国鉄筋工事業協会「鉄筋工事の役割と標準施工」
公益社団法人 日本コンクリート工学会「鉄筋コンクリート構造の力学的特性および耐久性について」
CREATIVE LAND協賛企業(鉄筋工)
株式会社Take
株式会社辻本建設
株式会社ピーシーカトー
作友会
カワナベ工業株式会社
株式会社新和組
CREATIVE LANDページ
https://creative-land.jp/about2/06
株式会社辻本建設
株式会社ピーシーカトー
作友会
カワナベ工業株式会社
株式会社新和組
CREATIVE LANDページ
https://creative-land.jp/about2/06
執筆者情報
■氏 名:髙瀬 丈夫
■会 社 名:株式会社クリエイティブ・ラボ
■企業ページ:https://creative-land.jp/company-detail/3
■コラム公開日:2026年9月11日
■氏 名:髙瀬 丈夫
■会 社 名:株式会社クリエイティブ・ラボ
■企業ページ:https://creative-land.jp/company-detail/3
■コラム公開日:2026年9月11日